ゲーム性の高さと美味しさから人気が高い日本海のイカメタル。難易度も低く初心者にもおすすめです。
そんなイカメタルを楽しむ為に必要な情報をまとめてみました。
イカメタルの特徴と種類
FEATURE & TYPE
イカメタルについて詳しく学びましょう。さまざまなイカメタルの種類と特徴について紹介します。
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イカメタルの特徴
- 重さと形状
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イカメタルは小さな鉛製のボディを持ち、細長い形状をしています。
重さは8,10,12,15,20,25,30,35,40gなど久美浜や京丹後では主に20か25gがメインで使われます。潮が速いときがあるので40gくらいまでご用意いただくのが良いかとおもいます。 - カンナ
- 通常、イカメタルのスッテには2段式のカンナがついているモデルがほとんどです。メーカーによっては1段のものもあります。
- カラー
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イカメタルにおいてカラー選びは重要な要因になると言われています。主に日本海で定番のカラーは赤緑と呼ばれるものでその日の天候や時間帯によって当たりカラーがあるので良いカラーを選ぶことによって釣果が大きく変わるといわれています。
一般的には浅場で赤緑、深場で赤白が釣れるときは活性が高いといわれ、その逆のパターンの場合は活性が低いなどともいわれています。ドロッパーなどとの色の組み合わせで今日の当たりカラーを見分けましょう。
主にローテーションカラーとしては、赤緑→赤白→赤黄→赤青などで試してみるのが良いかもしれません。
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イカメタルの種類
- 鉛スッテ
- 水中に沈めるための錘の役割となります。素材は鉛やタングステンの商品もあり潮の抵抗やイカのサイズや活性などによって素材と重さを使い分けます。主に仕掛けの一番先端に使用します。
- 浮きスッテ(ドロッパー)
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浮力が高く、水中での姿勢が自然な為イカが浮きスッテを抱くことが多いといわれています。
サイズも小型のものから大きいものまで様々ですがサイズが小さいと小型のイカが多く、大きいとアピール度もあがるので大型のイカが釣れる傾向があります。 - 餌木
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オモリグに使われることが多いですがイカメタルにもドロッパーの代わりに餌木を使用します。ドロッパーにおいては浮力が高いですが餌木には錘もついているので沈下スピードがドロッパーよりはやく流れによって水中姿勢が異なるとおもわれます。
餌木についても様々なサイズがあるのでイカのサイズや時期に応じて適したもの使用しましょう。
イカメタルの効果的な釣り方
FISHING METHOD
プロの釣り師によるイカメタルの釣り方を学びましょう。成功するためのヒントとテクニックをご紹介します。
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用意するもの
- イカメタル
- 適切なサイズと重さの鉛スッテと浮きスッテを選びます。イカの好む色や形状のものを複数用意すると良いでしょう。
- ロッドとリール
- 軽めのイカメタルロッドと適切なサイズのカウンター付きのリールを用意します。
- ライン
- PE0.5~0.6号を200m、PEの先にはリーダー2~3号をつけます。
- 仕掛け
- イカの活性におうじてエダスの長さの違うもの何種類か用意しましょう。
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釣り方の手順
- 1. 船選び
- 京丹後、久美浜遊漁船団の船長は優しく親切です。是非、潮里丸、さざなみ丸、榮凜丸でイカ釣りを体験してみてください。
- 2. タックルセッティング
- ロッドにリールを装着し、仕掛けをつけてドロッパーと鉛スッテを付けます。
- 3. 釣り方
- 船頭の指示をもとに明るいうちはボトムを中心にさぐります。潮の速さなどにより鉛スッテの号数もちがいますので船長にきいて開始します。
- 4. リトリーブ
- イカメタルは巻きながら、アクションを与えます。イカメタルはスピードを変えながら、ジャーク(ショートな引き)やフォール(沈下)を織り交ぜることで、海老の動きを模倣します。重要なのはイカをくわせる時間をあたえることでアクションのあとはスティの姿勢を保ちます。
- 5. フォールの活用
- イカメタルを巻くだけでなく、フォールを使っても釣果を上げることができます。ラインを緩めて自然に沈ませるフォールやテンションをかけたままのカーブフォールを活用しイカにアピールします。
- 6. アタリの確認
- イカがスッテにアタックしてくると、ロッドにアタリが現れます。アタリを感じたら、フッキング(合わせ)を行い、イカをかけます。アタリには穂先を抑え込むあたりや穂先が戻るあたりなど様々なあたりがあります。
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注意点
- イカは敏感な生き物であり、カラーや動きによって反応が異なることがあります。釣果が出ない場合は、カラーローテーションやしゃくりのスピードやアクションを変えてみると良いでしょう。
- ルアーのサイズや重さを状況に合わせて選ぶことも重要です。イカの活性や水深によって最適なスッテが異なります。
イカメタルの効果的な使い方
EFFECTIVE USE
イカメタルの使い方について学びましょう。効果的な使い方やテクニックを解説します。
イカは早く動くものに反応するといわれています。その反面早く動くものを捕まえるのは苦手です。エギやスッテを餌にみえるように動かして誘い、止めて抱かせたときに出るあたりで合わせてかける釣り方になります。
基本的な誘い方
誘い上げ、誘い下げ、シェイクの3パターンが基本的な誘い方です。
棚のさぐりかた
- 日没後
- イカは普段は海底付近にいるといわれています。イカメタルは日没後に集魚灯を点灯してプランクトンなどに集まる小魚ベイトを寄せ、そのベイトを狙って集まるイカを誘って釣ります。
- 明るい時間帯
- 明るいうちや集魚灯の効果があらわれていない時間帯は底を中心に根気よくさぐります。
- 集まったら
- 集魚灯がききだしベイトが集まってきたら底から2m単位くらいで誘いながらあげてイカがグループでいる層をみつけて釣り上げます。
- グループ
- イカはグループでいることが多いといわれています。棚をさぐって釣れたときは同船者の人と棚を共有しながらイカを寄せて釣ります。
イカメタルの釣りスポットガイド
FISHING SPOT GUIDE
イカメタルの釣りスポットについて紹介します。おすすめの場所
イカメタル人気スポット
イカメタルはほぼ日本全国おこなわれていますが地域によって数やサイズが異なるようです。
- 関西の人気スポット
- 関西からは京丹後市や舞鶴や兵庫県、福井、鳥取、島根も人気のスポットです。
- 京丹後
- 久美浜は京丹後市丹後半島の西側に位置しますが網野、間人、津居山などと並んで釣りのスポットです。
- 久美浜
- 久美浜は出船場所から釣り場のポイントまでが10~30分位のエリアが多く近いので船での移動時間が短く出船や帰港後が楽です。クルマで少し遠くなっても船での移動時間が少ないので釣り人に喜ばれます。
最高品質のイカメタル
IKA METAL BRAND
最高品質のイカメタルを選ぶ際のポイントやおすすめの商品をご紹介します。
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ロッド
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イカメタルロッドはイカメタルで釣るイカのとても小さいあたりを感じやすくする為にロッドの穂先であるティップが細く柔らかく感度も高いものが多くみられます。
タイプとしては穂先の繊細な掛け調子のものと、ロッドの胴の部分で乗せる乗せ調子があるといわれます。その時期やイカの活性、釣り方などでメタルスッテの重さなども合わせてロッドを選ぶとよいでしょう。 -
ダイワ / シマノ / メジャークラフト / テイルウォーク / アブガルシア / LUXXE / ヤマガブランクス / ジークラック / クレイジーオーシャン / 天龍
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イカメタルロッドはイカメタルで釣るイカのとても小さいあたりを感じやすくする為にロッドの穂先であるティップが細く柔らかく感度も高いものが多くみられます。
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リール
- PE0.5~0.8号くらいをメインとしたカウンター付リールがよいと思います。
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ダイワ / シマノ / アブガルシア
イカメタルのメンテナンス方法
MAINTENANCE METHOD
イカメタルのメンテナンス方法やお手入れのポイントを紹介します。長持ちさせるためのコツをご紹介します。
お手入れ方法
イカメタルは海での釣りですので塩水や釣ったイカのジェット噴射でタックルやエギなども濡れ汚れます。
イカメタルは夜中の帰港が多いとは思います。帰港後は真水でいったん道具を流すなどしておくと帰ってからの手入れが楽になるでしょう。そのまま放置すると錆びや塩の結晶化によって道具が使えなくなることがあります。